2024年8月4日日曜日

140 YEARS OF HISTORY Vol.5 青年運動法などの講演会(1896年) 

1892年10月に発行の「青年会月報」(東京YMCA発行)には、各地のYMCAの活動状況が報告されています。その中に、「横浜通信」として青年会と海岸教会の青年白羊隊について書かれています。1894年には海岸教会、指路教会、他の教会の青年たちが連合しYMCA強化を図り、定期的に英語聖書研究会などを行いました。

1896年に第6代和佐忠正会長の渡米に伴い、第7代会長に海岸教会の牧師細川瀏が就任しました。この年の11月には指路教会を会場に演説会を開き1000名を超える聴衆を集めました。毎月の例会(月次会)では、各教会を会場に開催し、11月7日には戸部の美以教会で江馬富之助国手による衛生談(青年の運動法)では、従来の運動法への注意と適切な運動法として撃剣術を参加した80人を超える青年たちに勧めました。1901年までに講演会などを続け、青年会の活動の基礎が固まっていきました。1899年には、東京帝国大学在学中に熱心に大学基督教青年会(東京大学YMCA)のために働いた原誼太郎氏が横浜正金銀行本店に就職し、横浜YMCAの会員になり、第8代会長に選ばれ草創期から次につなげる働きを支えました。(参考「横浜YMCA百年史」)

多くの青年が参加した英語聖書研究会(1920年)