2023年10月5日木曜日

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 富士山YMCAの、私のお気に入りを皆さんにお教えしたい。まず、年2回チャンスのあるダイヤモンド富士。YMCAから見る富士山の頂上からの日の出の様子を表現している。山頂が明るくなり始め、まぶしくて直視出来なくなるまでの数分間の出来事。これがほぼゴールデンウィークとお盆休みの時に見ることの出来る奇跡の位置にYMCAはある、と思っている。次は、夜のメインホール。暗闇に明かりのともるメインホールはハロウィーンのかぼちゃのオブジェのようで、霧がかかれば更に雰囲気も増す。3つ目は、夜のシルエット富士。暗くてもその姿を見ることのできる近さにあることを実感する。気のせいか大きく見える気がする。

 富士山YMCAは、新東名が開通してから、横浜からの時間が約30分は短くなったと思う。新東名を降りて国道を北上、以前より渋滞区間が短くなりアクセスはしやすくなった。

 富士山から登る太陽、暗闇に明るく存在を示すメインホール、暗くてもその存在を示す富士山、詩編のある一編に「闇の中でも主は私を見ておられる。夜も光がわたしを照らし出す。」とある。光によって私たちは照らされている。「どうか、わたしを とこしえの道に導いてください。」ともあり、私たちは見えない主の光によって導かれている。

 日本で3番目に創立した横浜YMCAは、横浜海岸教会の青年たち(村木喜太郎、北島増藏、小幡傅明、中田辧吉、八木紋次郎)によって1884年に設立された。彼らの先輩たちが特別会員として加わり、その中から熊野雄七が初代会長に就いた。創立記念日は今月10月18日。

 国道、詩編、創立からの年数、共通する数字がある。

 (総主事 佐竹 博)