2021年7月16日金曜日

国際事業委員会開催のご報告

7月5日に国際事業委員会を開催しました。オンラインのみの会議になって1年。オンラインの利便性を享受する一方で、リアル会議のような委員相互の交流がなかなかできないこともあり、今回より委員の卓話の時間を設けました。

20210705 International committee

初回は昨年委員に就任したリーテーチスルンさん。出身地カンボジアから日本に進学したことを機に、大阪YMCAでボランティア活動やユースカンファレンスに関わったことがグローバルやダイバーシティに関心を持つきっかけとなったそうです。

横浜YMCAでは、カンボジアYMCAユースの受け入れボランティアなどがきっかけで国際事業委員になりました。7月17日には、「世界が広がる おしゃべりカフェ」にゲストスピーカーとして登場します。

今回の議案は「2021年の国際・地域協力募金」の使途執行について、地域協力募金申請審査、支援を行っているミャンマーYMCAの状況、タイ・バンコクYMCA、カンボジアYMCAからの前年度実績報告と計画の確認、今後の事業委員会の取り組みについて協議が行われました。

地域協力募金は、8月に実施する「寿町ユースボランティアツアー」(横浜中央YMCA)の申請を承認しました。

海外協力では、緊急支援を行ったミャンマーYMCAより、6月30日付でメッチーナYMCAユース委員のアキ(Ah Kii)さんの釈放と横浜YMCAからの募金(1万ドル)を6月4日に無事受け取ったこと、ヤンゴン、マンダレー、パテイン、ロイコー、モンユワのYMCAでデモの影響を受けて困窮している360世帯への生活支援を行ったことが報告されました。

タイ・バンコクYMCAからは児童保護施設YMCAパヤオセンターで、厳しい運営の中でも、感染予防策を立て、タイ国内企業からの支援も受けながら、なんとか運営をしていること。大学進学奨学金を7名に適用したことが報告されました。

カンボジアYMCAでは、コロナ禍による経済的な影響を受けて、事業を縮小しながらも貧困地域での生活支援と子どもたちの教育支援を続けているとの報告がありました。


最後に今年度より国際事業委員会主催によるウェビナーについて、特別祈祷会やグローバルセミナー、おしゃべりカフェなど、様々な方法で世界の課題についてオンラインで取り上げ、多くの人と交流しつながる機会を継続していくことが確認されました。


(国際・地域事業 高村文子)