2018年2月15日木曜日

横浜YMCA会員大会でラオス語絵本づくりを行いました

サバイディー!みなさん、これがどこの国の挨拶かわかりますか?
2月12日(月・祝)に湘南とつかYMCA行われた会員大会で、語学事業部では平和アクティビティーとして「ラオス語絵本づくり」を行いました。〔教材提供:(認定)特定非営利活動法人ラオスのこども様〕

ラオスは東南アジアにある内陸国です。ラオスの古都と呼ばれる街「ルアンパパーン」が現在人気の観光地となっています。未知なる「ラオス」を知ってもらおうと、ホワイトボードに地図やラオスの写真などを掲示しました。ブースには約40名の方が立ち寄ってくださり、そのうち27名がラオス語絵本作りに参加してくれました。
絵本作りは、ラオス語の翻訳が書かれたシートをはさみで切って、日本の絵本に貼りつけるという作業です。ラオスでは教科書以外の本があまり普及していません。もともと文字を書き表す文化がないことや植民地支配にあっていたことなどが関係しています。そんなラオスに日本の絵本を届けて子どもたちに読んでもらい、絵本の魅力を感じてもらおうというのがこの活動の目的です。「面白い!」「楽しい!」と一人で何ページも取り組んでくれる方や、切る作業と貼る作業を分担して効率よく進めている親子の姿も見られました。

続いて、当て字表を見ながら、ラオス語で自分の名前を書きました。「どこから書き始めるの?」「バランスが難しい」と、初めて書く不思議な文字に最初は戸惑っていましたが、「なかなかできない経験ができた!」とみなさん喜んでくれました。この名札を絵本の最後のページに貼り付けて送ります。ラオスの子どもたちに正確に名前を読んでもらえるといいのですが。
最後には、ラオス人の見た目・文字・料理に関する3問の三択クイズに挑戦してもらいました。クイズ2の「ラオスの文字はどれでしょう」という問題は、みなさん即答!一度書いた文字は忘れませんよね。これまで「ラオス」という国名しか知らなかった方にも少しはイメージを持ってもらえたかなと思います。

小さなお子さんからご高齢の方まで、たくさんのご協力のおかげで、計6冊の絵本を完成させることができました。子どもの頃、みなさんが手に取った絵本もあるのではないでしょうか。この絵本は、昨年の11月23日の中央YMCAウエルカムフェスタで製作した絵本と合わせて、ラオスに送る予定です。
絵本の中の自由で平和な世界をラオスの子どもたちと共有できることを願って。

(横浜中央YMCA英語学校 諏訪小百合)