2015年7月22日水曜日

より良い関係を築くために

横浜YMCA・多文化相談ボランティア養成講座のご報告
 初級編第3回目の今回はかながわ外国人すまいサポートセンター理事長ペイ アンさんによるワークショップです。4つのグループに分かれ、実例のケーススタディを元にディスカッション、グループで出たアイデアを全体で共有しました。
お話の中に、「わかったつもりほど怖いものはない」というお言葉がありました。外国の方に限らず誰かをサポートする立場にいるとき、「こうすれば相手は喜ぶはず」「こう言えば上手くいくはず」などと一方的な状況に陥ってしまうことがあります。相手ひとりひとりに向き合い、自分が相手に対して出来ることは何なのか、ということを考えることが出来たら、より良い関係を築きスムーズに支援を進めていけるのかもしれません。
ただ、支援は永続的であってはいけない。自立するためには、支援される側と支援する側が切り離されるタイミングも重要である、というお話もとても印象的でした。
たくさんの外国の方と関わりサポートを続けてきたペイさんの貴重なお話を聞かせて頂き、大学生、社会人、留学生などそれぞれ違うバックグラウンドを持つ参加者と意見交換をするという、非常に有意義な時間となりました。
(国際・地域事業インターン 大森)