2015年7月15日水曜日

一期一会の茶道体験

横浜YMCA 地域交流事業 「茶道体験~Enjoy Tea Ceremony~ご報告」
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂こうと、7月13日(月)に、JICA横浜の和室で茶道体験会を実施し、ガイアナ、モルディブ、トンガ、パプアニューギニア、東ティモール、ミャンマーから7名の研修員と、通訳ボランティアが参加しました。本格的和室に集合した研修員は、見慣れない和室と着物を目の前にした雰囲気にかなり緊張気味。寄り付き(待合)で模擬菓子を使って、主菓子の取り方やお茶の飲み方の一連のお話を先生から英語できき、懐紙、扇子など支度を調えて茶室に入りました。
茶室への入り方は先生の見本とトンガのリーダーが代表で体験していただいた様子を見ていただき、他の皆さんはリラックスして入室。時折笑顔がこぼれるようになりました。
 床の間にある季節の花や今回のテーマとして飾っている「無心」の色紙の意味を通訳ボランティアの方が説明してくださると、皆は感心されてうなずいていらっしゃいました。 
参加者は解説を聞きながら順番に主菓子を食べた後、お茶を一服し、一通り終われば寄り付き(待合)で干菓子を頂き一休み。
その後、研修員は順番に一人一人実際にお茶をたてて相手に一服ずつお出しすること(お点前)も体験しました。さすがに正座が大変だったのか、皆、立礼で座ってやりたいとのことでした。しっかり泡がたつほど混ぜるのは難しそうでしたが、全員がお客様へのお点前を、笑顔を浮かべながら楽しんでいらっしゃいました。
研修員の方々には、長時間の正座は大変そうでしたので立礼はとても役にたち、慣れないセレモニーに目を丸くすることもあしましたが、日本の文化に触れ、体験する貴重な経験になりましたと感想をいただきました。
 今後も日本文化を身をもって体験していただき、交流できる機会を作っていきたいと思います。
(JICA横浜-横浜YMCAデスク 石川 義彦)