上海YMCAと光州YMCA、横浜YMCAは、1989年以来2年に一度持ち回りで三都市YMCA会議を開催しています。国どうしの関係性に縛られない、都市間交流を重視していて、それぞれの独自性を尊重しつつ、同じYMCAとしてお互いを理解し合い、共に歩んでいる会議です。昨夏は横浜で、その2年前の上海で開催された時に作成された記念の掛け軸を3つのYMCAが同じものを持っています。横浜YMCAの掛け軸は総主事室にあり、そこには、「相知無遠近、萬里尚爲鄰」と書かれています。中国唐代の詩人、張九齡による「送韋城李少府」の中の一節だそうです。「友に遠くも近くもない。万里を離れていても、隣人のようなものだ」ということのようです。イエス様が最も重要な掟として示された「隣人を自分のように愛しなさい」を合わせて考えると、本当に大切なメッセージと思っています。この10文字のメッセージは、大阪で昨年開催された関西万博の中国パビリオンの外壁に刻まれていたくらい有名なものであるということを閉幕してから知りました。
サザンオールスターズの「ピースとハイライト」という曲に「希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ」と繰り返されるフレーズがあります。曲は、世の中に悲観せず「色んな事情があるけどさ 知ろうよ互いのイイところ!」「愛することを躊躇わないで」と聞く私たちに呼びかけて終わります。
互いを知ろうとすることをまじめに行い、遠く離れた友を大切に想い、平和のために働き、平和を作り出す人を育んでいきましょう。
「善を行い、平和を願って、これを追い求めよ(ペトロの手紙Ⅰ 3:11)」この聖句を1年間皆様と一緒に大切にしていきたいと思います。
(総主事 佐竹 博)