8月5日~7日の3日間にわたり、第29回AIDS文化フォーラムin 横浜(同組織委員会主催、神奈川県共催、横浜YMCA事務局)をかながわ県民センターにて開催しました。
今年度はオンラインと会場のハイブリット形式で開催し、会場での開催は2年ぶりとなりました。
今年度のテーマは「文化~くりかえされるもの うまれるもの~」です。
AIDS文化フォーラムは、開催当初よりHIV/AIDSに関する諸課題を解決するためにはHIV/AIDSについて学ぶだけではなく、広くHIV/AIDSを取り巻く「文化」にも目を向ける必要がある、との思いから「文化」の2文字を大切にしてきました。
開催初日、オープニングでは、「HIV/AIDSと文化~文化とは何か?~」と題し、高久陽介さん(JaNP+)、北山翔子さん(「神様がくれたHIV」著者)、長澤勲さん(第1回AIDS文化フォーラムin 横浜 事務局長)、宮崎豊久さん(インターネット専門家)、岩室紳也さん(AIDS文化フォーラム in 横浜運営委員)で議論を展開しました。
オンラインプログラムの一例を紹介しますと、椎名雄一さんによる講座では、「若者との関わり方のコツ」をテーマに、子どもの自己肯定感が低いのはなぜかについて、子どもと関わるうえで「役割と関わりしろ」が大切だとお話しくださいました。大人だけではなくこれから社会に出る学生も知る必要のあることだと感じます。
また、2日目には、昨年度はオンラインのみの開催となったために上映できなかった映画「プリズンサークル」の上映を会場で行い、上映を心待ちにしていたたくさんの方にご来場いただきました。
3日目には「性的同意を文化にする」ために活動を行っている上智大学エンパワーメントサークルSpeak Up Sophiaメンバーの皆さんにお越しいただき、学生の方からもお話をお聞きしました。大学での学びとつなげて性的同意について考えている様子が印象的でした。また、性的同意のためには十分なコミュミニケーションが大切とお話しくださいました。
今年度は3日間を通して23のプログラムがあり、オンライン・会場ともに多くの方にご参加いただきました。
運営にも多くのボランティアスタッフが関わり、会場での開催ならではのコミュニケーションもうまれ、活気のあるフォーラムとなりました。
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◆AIDS文化フォーラムin 横浜 https://abf-yokohama.org/
(国際・地域事業 インターン 木村なつみ)