国際・地域事業では、メッセージボードのリレーを行いました。
まずは、2月23日(土)に開催した多文化相談ボランティア養成講座(後期)でピンクシャツデーの取り組みについて紹介し、受講者、講師とともにメッセージを記入していただきました。
講座のテーマは「外国人を取り巻く状況-移住先としての日本」を考える中でも、目に見える、また見えない私たちの思い込み、偏見、優越感や劣等感などに気が付くことができました。
続いて、2月24日(日)毎年、横浜、京都、陸前高田、佐賀、名古屋で開催している「AIDS文化フォーラム」の開催地域との連携ミーティングでも各地の主催者の方々にメッセージをいただきました。
1980年代から90年代、エイズの偏見・差別が大きかった時に、胸にレッドリボンをつけて仲間であることを伝える「レッドリボン」運動が始まったのは、この活動に似ているといった話が出たり、ピンクシャツを着て安心してしまうのではなく、自分のこととして、寄り添える人になれるといいねという声が出てきました。
自らなかなか声を上げることのできない人々に寄り添っている人たちからのとても説得力のあるメッセージが届けられ、また、参加者同士でピンクシャツデーの意味を共有することができました。
国際・地域事業 高村文子