朝食後、準備を整えて間伐体験プログラムです。最初に食堂で森のお話を聞きます。人工林において間伐がどうして必要なのか、自然と仲良くするためにはどうしたらいのかを聞いています。その後、バスで近くの人工林まで出かけていきます。今回体験をしたのは、木の皮をむき、立ち枯れさせてから切り倒す「皮むき間伐」です。木が水や養分を循環させている樹皮を環状にカットするだけでなく、 樹皮を上方まではがして木を立ち枯れさせていきます。これは、立ち枯れた木は残された樹皮に虫がつきやすいので、 できるだけたくさんの樹皮をはがすことで、木材としての使用範囲を広げていこうという試みでもあります。
まずは育てる木を決めます。その周辺でたち枯れをさせる木を決め、ノコギリで木の株元に切り込みを入れ、ヘラで皮をはがします。ゆっくり後ろに下がって上まで皮をはいでいきます。きもちいいほどスーッとむけていきます。何度も何度も繰り返しチャレンジしているこどもたちもいました。森の大切さと、それを守る難しさを感じた1日でした。
夜には雨になってしまったので、ファイナルナイトは室内でのキャンドルファイヤーで最後の楽しい時間と思い出をたいせつにときは流れました。明日は最終日です。ケガのないよう、最後の1日をたのしみたいと思います。
(富士山YMCA駐在スタッフ 山中奈子)