参加者全員が湘南とつかYMCAに到着すると、班の発表とリーダー・先生紹介がありました。低学年と高学年のグループに分かれ、午前中はそれぞれボルダリングと英語ゲーム・地球市民ワークショップを楽しみました。
ボルダリンググループは、YMCAから徒歩5分のクライミングジムRISEに行きました。ジムに着くと、皆、様々な角度の壁とカラフルなホールド(手や足をかける突起)に興味津々でした。ルール説明が終わると、子どもたちは一斉に壁に向かって駆け出し、登れそうな壁に立ち向かっていきました。正式なボルダリングは、どのホールドでもつかんでいいというわけではなく、同じ色またはアルファベットの書かれたテープが貼られている、決まったホールドだけを使って登るそうです。実際に登ってみると、自分のイメージ通りにはなかなか登れず苦戦しましたが、何度も何度もチェレンジするうちにコツを見つけていきました。
途中でジムのスタッフの方が難しいコースの実演をしてくれ、拍手喝采となりました。
その後も、「右上の赤い石をつかんで!」とお友達にアドバイスする子、「やったー!ここまで登れたよ!」と誇らしげにみんなを見下ろす子など、あちらこちらで見られるようになりました。
お昼はとつかYMCAの教室に戻り、班ごとにお弁当を食べました。朝の集合時の緊張感はすっかり解け、和やかな雰囲気での食事となりました。年下の子が開けられないソースの袋を「貸してごらん」と優しく声をかけ、手伝ってあげる様子も見られました。
午後は、内容を入れ替え、高学年がボルダリング、低学年が英語ゲーム・地球市民ワークショップに挑戦しました。
YMCAの教室で行った英語ゲームでは、3人の先生が順番に教室に回ってきて、いろいろなゲームを楽しみました。スポーツの単語を使ったジェスチャーゲームや食べ物当てゲーム、頻度を表す単語を使って文章を作るアクティビティなどを行いました。愉快な先生たちのパワーに圧倒されまいと、皆元気よく活動に取り組みました。
地球市民ワークショップでは、「もし世界が100人の村だったら」というテーマに基づき、皆様々な国の人になりきって、それぞれの立場について考えました。この活動を通して、「大半の日本人は世界的に見れば”裕福な人々”に入ることがわかった。苦しい立場にいる人々のために少しでもいいから募金をしたり、物を分け与えたりと、できることをしていきたい。」という感想が出ました。
この日初めて出会ったたくさんのお友達やリーダー・先生と、たった半日で仲良くなり、素敵な時間を過ごすことができました。最後に、班ごとに今日の感想を共有しました。「新しいお友達ができた!」と嬉しそうに話してくれる子、「Today was a good day!」と英語で話してくれる子もいました。各班のリーダーからは、頑張ったみんなにYMCAのキャラクターバッジが贈られました。(キャラクターは、YMCAが大切にしている4つの価値:caring, honesty, respect, responsibilityを表しています)
英語やスポーツ、それ自体を楽しむだけではなく、お友達やリーダーとの関わり方を学び、人として成長していく。そんなプログラムをこれからも実施していきますので、ぜひご参加ください!
横浜中央YMCA英語学校 諏訪 小百合