2016年6月4日土曜日

クッキングで国際交流

横浜YMCA 地域交流事業「Cooking Program with Japanese people料理教室で交流会」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 6月28日に、ブラジル2(神戸製鋼で溶接技術)、マレーシア(メディアデザイン)、インド2(機械工学)の研修員5名と一般外国人3名が野毛地区センターにて、ボランティアグループ10名の方々に日本料理を教わり交流しました。
まず、「太巻き」「細巻き」の材料の説明と巻き方の見本も見せていただいた後、3グループに分かれて具材を作るところから実施しました。研修員は干瓢や、高野豆腐に興味を示し、「ずいぶん水分を吸い込む、スポンジ豆腐だね」と驚きながら、卵焼きを作ったり、椎茸などを甘く煮付けたり、ほうれん草をゆでたり、酢飯の準備をしたりと教えてもらいながら手際よく準備できました。仕事で溶接をやっている研修員は細かい作業の集中力はたいしたものです。真剣な表情と出来上がった後の笑顔にはかなりのギャップがありました。
材料を最初から味付けたりしたので作り方もよく知ることができましたが、巻物を切るのに苦労していた人もいました。
 最後にレシピを頂いて、出来上がった後の写真撮影が終わると、いざ昼食会へ。それぞれが感想を述べ合ったり、あちらこちらで楽しい会話の時間となりました。皆さん自分で作った巻物に満足している様子で、インドの研修員は「日本米と海苔を買って帰って、是非家族でやってみたいです」などの感想がありました。
ボランティアグループの皆様には手際よく教えて頂いて、ありがとうございました。
 今後も日本文化の体験やボランティアグループとの交流を行っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 石川 義彦)