2015年11月18日水曜日

いざ秋の鎌倉へ

横浜YMCA 地域交流事業 「鎌倉半日Kamakura Autumn Leaves Tour」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、今回は11月15日に半日プログラムとして、鎌倉観光ツアーを実施しました。
 ミャンマー(機械工学)、メキシコ(資料デジタル化技術)、フィリピン(海上保安実務者の為の救難・環境防災コース)、トルコ、バヌアツ、(社会基盤整備における事業管理)の研修で来日した参加者5名と一般参加3名。スタッフから東京や横浜、鎌倉の位置関係や本日の3つのポイント(1.紅葉、2.武士政権、3.禅寺)を伝え、馬車道を歩きながら、みなとみらいの街について説明しつつJR桜木町駅へ向いました。そしてこの駅が日本で最初の鉄道の駅であるということや横浜開港の歴史に触れて鎌倉に向かいました。
 早朝にはかなりの雨が降っていたため心配だったのですが出発時には雨が止み、人の少ないうちに鎌倉をまわることができたのはラッキーでした。鎌倉は紅葉が始まっており、山の新鮮な空気と美しい景色に皆さんはとてもうれしそうした。
最初の目的地は北鎌倉駅前の円覚寺。典型的な鎌倉の地形である谷戸や立派な日本庭園を背景に鮮やかな紅葉が私たちを出迎えてくれました。若干の自由時間には写真撮影の時間も取ることができました。
スタッフによる更なる鎌倉についての説明の後、再び北鎌倉駅に戻り、鎌倉駅で江ノ電に乗り込みました。早朝大雨だったためか、普段では考えられないくらいすいていた日曜日の江ノ電。電車好きな男性たちは一番前の車両から運転の風景を見ることができましたし、周囲の鎌倉の住宅地も落ち着いて観察することができました。
長谷駅に到着後は再度地図で位置関係を確認し、鎌倉大仏に向かいました。この大仏については歴史的資料が少なくややミステリアスであるのですが2番目に大きな大仏であること、仏像の種類、与謝野晶子の句などについてお話しました。
その後、バスで鎌倉駅に向かい、参道の風景を楽しみながら鶴岡八幡宮まで歩きました。11月の半ばということもあって着物を着たかわいい七五三の子供達を見ることができました。また街道沿いの鎌倉彫のお店から民芸品についても学ぶことができました。最後の目的地である鎌倉幕府の中心となった鶴岡八幡宮では源頼朝と義経にまつわるストーリーを興味深そうに聞いてくださいました。今回は鶴岡八幡宮前で解散ということにし、スタッフと一緒にJICA横浜に戻りたい人は小町通りを通って電車で帰りました。
この後の時間も鎌倉を散策して、自分でJICAまで帰れるという方々についてはその場で解散しました。結果的には天候に恵まれ、楽しい日曜の午前の時間を美しい鎌倉の紅葉の中で過ごすことができました。今後ともこのような楽しいプログラムを通して、日本文化を理解していただくことができたらと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 稲見 綾乃)