2015年10月2日金曜日

見上げたらスーパームーン

横浜YMCA 地域交流事業「月見茶会Moon-Watching Tea Ceremony」のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
 9月28日(月)にJICA横浜3階レストラン「Port Terrace Cafe」のご協力を頂き、レストランの一部を使って月見茶会を行いました。
研修員はツバル1(特別支援教育)、セネガル2(職業訓練の運営・管理質的強化)、タイ2(国土・地域開発計画)、ミャンマー1(国土・地域開発計画)、フィリピン1(国土・地域開発計画)、アフガニスタン2(ゲノムシステム、特別支援教育)、インド1(物理学)、ベトナム2(特別支援教育)、モンゴル3(特別支援教育)、ブラジル1(里山野生動物管理と里海の漁業管理制度)の16人、一般参加者は14名の参加がありました。
当日は天気もよく、レストランの窓にむかってテラス側正面に見えるベイブリッジから登る、赤く丸くて大きい「スーパームーン」をみて感動しつつ、立礼を使った茶道を行ないました。レストランの入り口側付近は和風の佇まい、ススキなどの季節の花やお供え物と掛け軸、紅白の幕などで飾られました。参加者には中秋の名月と茶道について席主から丁寧な英語での説明を聞きながら、栗のスイーツとともに抹茶を召し上がっていただきました。世界的にはスーパームーンの理解はあるものの、今回は日本人には四季を情緒的に感じる繊細な部分があり、海外の収穫祭などのせれとはまた違う感覚であるということを、理解まではいかなくとも、知識として知っていただき、共に体験をして感じていただいた貴重な経験になりました。
今回は研修員にとって和室の正座ではなく椅子に座って参加できた茶道でしたので、落ち着いて中秋の名月(スーパームーン)を鑑賞することができ、説明も入っていきやすかったのではないでしょうか?
 このように今後もYMCAデスクでは日本文化を体験したり、市民と一緒に参加するようなプログラムを行なっていきたいと願っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)