2015年9月9日水曜日

横浜街歩き

横浜YMCA 地域交流事業 「Yokohama City Walk」実施ご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、今回は9月5日に3時間の横浜City Walkツアーを実施しました。
 ガンビア1名(漁業コミュニティー開発計画)、フィリピン1名(漁業コミュニティ開発計画)、ミャンマー1名とモンゴル3名(空港建設運営)、タジキスタン2名とミャンマー1名(特別支援教育)、アフガニスタン3名(ナノシステム及び特別支援教育)の12名が参加しました。
初秋の9月ですがまだまだ暑い中、みなとみらいの船着場に歩いて向かいます。横浜の歴史、みなとみらいの特徴、JICA周辺の建物の説明から日本人の宗教や温泉についても話を広げて説明しました。来日して日の浅い参加者が多く、皆さんは一つ一つに頷いて聞いてくださいました。
 日本で二番目に高い建物である横浜ランドマークタワーを眺めながら、水上バスに乗り込みます。15分ほどの短いクルージングの旅。潮風を受けて楽しそうな皆さんです。山下公園に到着した後、氷川丸内部や赤い靴女の子像を見学しました。明治の時代の日本の様子を感じ取ることができました。
そろそろ皆さんお疲れが見えていましたが、弱音を吐かずに中華街を歩きました。なぜ横浜に日本一大きな中華街があるのか、そんな説明を興味深そうに聞く皆さん。開港当時には中国人、西洋人、日本人の居留地がそれぞれ分かれていたことも興味深く聞いてくださいました。
最後は石川町から電車に乗って、桜木町へ。3時間に及んだウォーキングツアーが無事に終了しました。普段見慣れた風景でも歴史的且つ社会的な説明を聞くと新たな視点で見ることができるという感想をおっしゃってくださった方もいました。今後ともこのような楽しいプログラムを通して、地域の皆様とともに日本の社会や文化を紹介したいと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 稲見 綾乃)