本フォーラムでは、
・レクリエーションにおける惹きつけ方
・話し方のコツ
・レクリエーション中の周りのリーダーのやること
をスタッフ、リーダーに学んでもらう機会としました。
講師を務めていただいたのは、YMCA内部の保育園で現役保育士として働きながらも体操のお兄さんとして全国各地を回っている「ミツル&りょうた」のミツルさん!
保育士視点での子どもとの接し方、自身がYMCAジュニアリーダー時代の体験、体操のお兄さんをしているときの気を付けている部分など、さまざまな現場のプロとしてのお話しを交えながら、レクリエーションの紹介をしていただきました。
リーダーたちも、レクリエーションに関する興味が強く、前のめりになって話を聞いていました。
実際に体験したレクリエーションをご紹介します。
①だるまさん(アイスブレイク)
<内容>
・「だるまさん、〇〇をしてください」と言われたらその通りに動く
・名前をだるまさんから違う名前にして応用
・指示を出す人を変えていく(子どもにやらせても可)
②ないの
<内容>
・1人3枚小さい紙を持ち、それを隠しながら移動し、誰かとペアになる
・自己紹介をし、持っている紙を何枚かけるか相談する(3枚以上でも可)
・じゃんけんして勝った人は負けた人から決めた枚数の紙をもらう
・…がしかし、決めた枚数を持っていない場合は
(例:決めた枚数3枚だが実際2枚しかない)
2枚だけもらう
(例:決めた枚数100枚だが、実際1枚も持っていない)
負けた人は「ないのー!」と高らかに言う
・最後一番多く紙を持っていた人が勝ち
・(応用)それぞれ紙に数字(マイナスでも〇〇億でも良い)を書く
・同じようにじゃんけんしていき、最後に紙に書いてある合計数字が大きい人が勝ち
※1枚も紙を持っていなくてもじゃんけんができる
③ツリツリつんつん(手遊び)
<内容>
・隣の人と指を繋いで、歌を歌いながら動いていく
・最後、指を上に上げるか、下に下げるか…のところで好きな方に指を動かす
・隣の人と同じになるか、指が離れてしまうか…
④昆虫太極拳(ダンス)
<内容>
・「ミツル&りょうた」作詞作曲のオリジナル曲『昆虫太極拳』
・歌に合わせて踊っていき、途中に昆虫の名前が出たら、昆虫ごとに決まった仕草をする
・歌の中に出てくる昆虫の順番はランダム、徐々に早くなります…
・(応用)前にリーダーが出てきて、リーダーと子どもは違う動きをする
2時間という短い時間の中で4つのレクリエーションを体験してもらいました。
ミツルさんが言っていた言葉に、
「一つのレクでもバリエーション次第で1時間はできる」
「リーダー1人1個、鉄板のレクを持とう」
というものがありました。
レクリエーションは、子どもたちの緊張をほぐしたり、子どもたちを楽しませたり、話を聞かせるときのきっかけ作りとして有効的な手段の一つです。
あくまで手段なので、話をしているだけで子どもたちが笑ったり、歌を歌うことで子どもを惹きつけられたりするリーダーもいます。
声のトーン、抑揚、間の取り方、声質、エンターテイメント性、サプライズ性、役者になり切れるか…など色んな個性を使って、子どもたちから「魅力的なリーダー」と思われるようになって欲しいと願います。
サマーキャンプフォーラム『レクリエーション』 会場担当
川崎YMCA 森田 泰堂(タモリーダー)
川崎YMCA 森田 泰堂(タモリーダー)