2019年6月10日月曜日

「感じる」を大切に

子どもたちの世界は、
いつも生き生きとして
新鮮で美しく、驚きと感激に
みちあふれています。
残念なことに、わたしたちの
多くは大人になるまえに
澄みきった洞察力や、美しいもの、
畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、
あるときはまったく失ってしまいます。
もしもわたしが、
すべての子どもの成長を
見守る善良な妖精に
話しかける力をもっているとしたら、
世界中の子どもに、
生涯消えることのない
センス・オブ・ワンダー「神秘さや不思議さに目をみはる感性」を
授けてほしいとたのむでしょう。
(レイチェル・カーソン)


横浜YMCAは、富士山の麓の朝霧高原に富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ、三浦半島の相模湾を望む浜辺に三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジを運営している。

富士山の原始林、高原での大自然、三浦の浜辺や磯などの大自然を五感で感じてほしい。また、仲間と生活を共にすることを通して、人の見えない心の思いを感じてほしい。さらに新しい未知なるものとの体験を通して、わくわくするような思いをたくさん感じてほしい。

レイチェル・カーソンは『「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない』と語り、子ども時代の自然や仲間と過ごし、感じる体験が人生の宝物を育むのだと言っている。

この夏も横浜YMCAには、水泳や体操、キャンプなどに6千人を超える子どもたちが参加する。自然の神秘を感じ、仲間といる喜び、水泳や体操で泳げる楽しさや体を使って表現する喜びを感じてほしい。その感じる心を支えていきたい。

(横浜YMCA総主事 田口 努)