2016年10月20日木曜日

母国に残してきた家族の名前を書いてみました

横浜YMCA 地域交流事業 「書道 Japanese Calligraphy」実施のご報告   
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
 10月18日にY.I.C(JICA横浜国際センター)にて、モルドバ(職業能力開発行政)、ベナン、ギニア(事例から学ぶ沿岸水産資源の共同管理の実践)、トルコ2(社会基盤における事業管理)、ブラジル(家畜感染症及び人獣共通感染症の診断予防技術)、(医用材料と再生医療)7名とボランティア3名で書道プログラムを実施致しました。
はじめに、書道の歴史や日本での習い方などの話をした後、それぞれ「一」と「川」の字を暫く練習して、筆の力の入れ具合を確認してから、おもいおもいの字を書いてみました。自分の名前や家族の名前と、カタカナばかり書く人は小さな字がとても難しかったようですが、何度も書くたびにだんだん上手になりました。「離れて国に残してきた家族とは毎日連絡をとっていますが、良い土産になりました。」という方や、中には頑張って難しい漢字にチャレンジする人もいました。慣れない毛筆でしたので、なかなか力の入れ方が難しかったようですが最後に上手に書けたものを預かり、レストラン前に掲示しました。
「日本の文化を楽しくしることができて良かったです。」や、日系の研修員も「今まで日本語を習ってきましたが、初めて書道をする機会になりました。」などの感想がありました。
これからも様々な人と関りながら文化に触れる機会をつくっていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 石川 義彦)