2016年6月15日水曜日

墨の技法で描くアート

横浜YMCA 地域交流事業「“SUMIE“Program墨絵」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 6月9日にY.I.C(横浜国際センター)で墨絵のプログラムを行い、インドネシア(船舶安全)、ドミニカ共和国(カイゼンと5S)、ペルー2(植物遺伝資源の多様性保全に関する先端科学、生物圏保存地域を対象にした持続性教育)、ブラジル(カイゼンと5S)、インド(機械工学)が参加しました。
はじめに、墨絵についての話の後、5種類の技法を実際に先生に書いていただき学びました。それぞれが実際やってみると、グラデーションの出し方や水分量が難しかったのですが、数回書くうちにコツをつかみ少しずつ徐々に上手になりました。季節柄、サンプルとして持ってきたアヤメやアジサイを書いてみましたが、時間が経つにつれ、竹や風景画、モスクなど個性溢れる作品が出来上がり、大きな紙に書いてみる人もいました。
最後に希望者は白い団扇に書き込んでオリジナルの団扇を作ってみましたが、そこは先生に書いてもらって記念にした人もいたようです。
各々からお預かりした、作品の一部はY.I.C(横浜国際センター)3階のレストラン前に数週間掲示することとしましたので一度ご覧ください。
YMCAデスクでは今後も日本文化を体験し感じる機会をこれからも作っていきたいと思っています。
(JICA-YMCAデスク 石川 義彦)